質問
社員に対し、退職後の秘密保持義務、競業避止義務を定めた誓約書を作りたいのですが、特に注意する点がありますか。

回答
何が「秘密情報」かを定義する場合、できれば、退職される方に応じた、その退職者が漏らしてもらっては困る秘密情報を具体的に記載した方がよいと思います。たとえば、例えば、技術●を使用して製造した部品■と、技術×を使用して製造した製品▲との結合に関するデータ、製品●についての顧客データなどのような記載にするのも一つの方法と思います。

また、競業避止義務を定める場合、現在貴社が業務を行っている地域、あるいは近い将来行う地域について、具体的に地名を記入した方がよいと思います。また、競合関係に立つ事業者に就職または役員に就任すること、競業関係に立つ事業を開業し、あるいは法人を設立して役員、株主となること自体を禁止することも考えられます。