近年、インターネット上の掲示板やSNSなどに、匿名での企業・個人の誹謗中傷記事の投稿、拡散をする名誉毀損事件が多く見られます。

誹謗中傷記事や画像、動画がインターネットに投稿された場合の対策は、まず、投稿されたサイトの管理者に削除要請をすることです。削除されるまでの期間は、サイトの種類や、サイト管理者の対応により異なりますが、概ね、1日から1ヶ月程度で削除されることが多いように思います。

サイト管理者が削除要請に応じない場合は、裁判所へ削除請求の申立をします。

削除要請とは別に、匿名で投稿をした犯人の特定をすることができる場合もあります。
期間は、概ね3ヶ月~6ヶ月以上かかることが多いですが、犯人を特定した後は、損害賠償請求や刑事告訴を検討することになります。
投稿犯人が判明している場合は、弁護士を通じて、直接犯人に削除要請を出すことも有効でしょう。
誹謗中傷記事を発見した場合は、社会的評価の低下に繋がるおそれもありますので、迅速な対応が要求されます。