会社が破産する場合、当社で請け負っていたビルの建設工事はどうなりますか。 この場合、破産管財人は、そのまま建設工事を続行するか、請負契約を解除するか選択することができます(破産法53条1項)。請負人が破産した(裁判所から […]
「会社整理(契約関係の処理)」の記事一覧
契約関係の処理(22)
会社が破産する場合、会社が発注していた土木工事はどうなりますか。 この場合、会社(注文者)の破産管財人からも、工事を請け負った業者(請負人)からも、請負契約を解除することができます(民法642条1項)。解除すると、土木工 […]
契約関係の処理(21)
会社が建物を一棟借りし、それをテナントに転貸しているのですが、会社が破産する場合、これらの契約はどうなりますか。 設問のようないわゆるサブリースの場合、破産管財人は、賃貸人(ビルのオーナー)との関係では、賃借人破産の場面 […]
契約関係の処理(20)
会社が破産する場合、会社名義で借りていた駐車場はどうなりますか。 会社が破産を申し立て、裁判所から破産手続開始決定が出されると、それと同時に破産管財人が選任されます。この破産管財人は、会社が締結している賃貸借契約を解除す […]
契約関係の処理(19)
破産する会社が借地上に建物を所有しています。一等地ですので借地権価格だけでも相当なものになると思うのですが、この建物はどうなるのでしょうか。 この場合、破産管財人は土地賃貸借契約を解除するか、そのまま契約を継続するかを選 […]
契約関係の処理(18)
会社が破産する場合、賃貸人に差し入れた敷金・保証金は返してもらえますか。逆に、会社が賃貸人であった場合、賃借人から受領した敷金・保証金はどうすべきでしょうか。 敷金は賃貸借契約終了後明け渡しまでに生じる賃借人の一切の債務 […]
契約関係の処理(17)
「賃借人が破産した場合、賃貸人は当然に賃貸借契約を解除できる」という契約条項に基づいてなされた解除は有効ですか。また、契約中に違約金条項があった場合、違約金を支払わなければなりませんか。 「賃借人が破産した場合、賃貸人は […]
契約関係の処理(16)
会社が破産するのに伴って賃貸借契約を解除し、会社が借りていた工場を明け渡すことになりました。会社操業中に壊してしまった壁の修理費は全額支払わなければなりませんか。 この問題は、賃貸人が賃借人に対して有する原状回復請求権( […]
契約関係の処理(15)
会社が破産する場合、会社が借りていた工場は明け渡さなければなりませんか。 会社が破産する場合には、借りていた工場の賃料の支払いも滞っていることがあるかと思います。そのような状況で、既にオーナーさんから賃料の未払いを理由に […]
契約関係の処理(14)
会社が破産する場合、会社が貸している店舗の賃貸借契約はどうなりますか。 破産管財人は、賃貸借契約を継続するか解除するか選択することができるのが原則です(破産法53条1項)。 しかし、賃貸人が破産する場合、賃借人側に①賃借 […]